イベントのお菓子作製で忙しく、先週アップをしたくてもできなかった印象的なできごと、それはjoeが通う中学校の文化祭のファイナルで披露された全校生徒による「大いなる秋田」の大合唱。
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毎年3年生が披露するのですが、今年は創立50周年の節目の年ということで、全校750人の大合唱でした。「大いなる秋田」は吹奏楽と合唱のための楽曲で、4部構成になっています。第3楽章には「秋田県民歌」が挿入、第4楽章には「県民の歌」が挿入されています。
「秋田県民歌」と「県民の歌」、同じじゃないのか~い と、他県民は激しく突っ込みをいれるところですが、もちろん、ちがう歌です。秋田県民歌は大曲花火大会でも花火をバックに流れる曲でもあり、これを聴くと必ず涙を流すという秋田県民思い入れたっぷりの曲です(ウチのオットは少なくとも毎回泣いている)
私は初めて大いなる秋田を1楽章から4楽章まで聴いたのですが、まず芸術性の高さに驚きました。吹奏楽の静かな調べが美しい・・・・毎年全国大会金賞常連の吹奏楽部の技術があるからこそ楽曲も活きるというものです
第3楽章の秋田県民歌が始まったとき、「隣でオット泣いてんだろうなぁ、でも私は他県民だし全然思いこみなんかないし、そもそもなんで私秋田にいる運命なんだ?・・ブツブツブツブツ ・・・」と、隣で先に感動全開されるとこちらは白けた気持ちになるってことありません?・・・・でも・・・私も子供たちの清らかな一生懸命な歌声にやられました。
続く4楽章の「県民の歌」も鳥肌をたて、4楽章が終わったときには拍手の手を止めることができませんでした。(4楽章の「県民の歌」はこちら )
そう、間違いなくこれは秋田の宝なのでしょうね。そしてこれを子供たちが歌うということに意味があるのです。
こんな素晴らしい文化をもった県なのに、若い人材の県からの流失が止まらない。私と同じ世代の方々が町おこしを一生懸命やっている意味がわかってきた気がします。
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