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2011年10月

Shirleyからのカード

Dsc09679 私の誕生日は10月初旬であるが、10月も終わりかけのこの時期毎年Shirley(シャーリー)からカードが届く。Shirleyとは、オットが学生時代オーストラリアの放浪旅をしたときにお世話になったお母さんで、その後もずっと、家族が増えてからも家族を交えて交流が続いており、いまでは「Aussie mum」「Japanese family」と呼び合う仲。カードも家族全員の誕生日に毎回送ってくれて、JoeやannaもShirleyをAussie granmaとして認識しているよう。10年前には日本にも私たちに会いに来てくれた。

とはいえ、私がShireyに直接あったのは3回。でも会うたびに、ぎゅっと抱きしめてくれ、そのぬくもりを思い出すたび幸せな気持ちになれる。本当にお母さんみたいなのだ。

Shirleyはお母さんみたいなぬくもりを与えてくれただけではない。ベイキングの素晴らしさを教えてくれた人なのだ。

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私たちは結婚式をオーストラリアで挙げたが、式のあとShirleyの家を訪問したら、手作りのウエディングケーキを用意してお祝いしてくれた。ヴィンテージのドライフルーツ漬をたっぷりいれたバターケーキをシュガーペーストで覆ったもの。その時はわからなかったが今思えば、これがイギリスの伝統的なウェディングケーキだと気づく。ベイキングの世界にいる今だからこそ、このケーキを用意してくれた時のShirleyの思いやりに深く気づき、さらに感動を覚える。

Dsc09704 ウェディングケーキの他にも「Pavlova(パブロバ)」というオーストラリア伝統のケーキも作ってくれていた。パブロバは普段のデザートだったり、誕生日だったり、けっこう気軽に普段つくっているそうだ。Shirleyは主婦ではなく仕事もしている女性。そんな忙しい生活の中、ささっとこうしたものを日常つくっているということに、まずカルチャーショックを受けた。

Dsc09705 翌年も夫婦でオーストラリアを訪れたが、その時はNew years eveということもあり、親戚や友人ふくめて30人ぐらいでパーティーをしていた。そのとき子供たち(つまりShirleyの孫にあたる)がShirleyが作った「ヘキセンハウス(お菓子の家)」を崩しながら食べていた。毎年の恒例行事だそうだ。

ベイキングを囲んで家族の思い出が作られている・・心の底から感動した。

そのあとすぐにベイキングに目覚めたわけではない。でもイキングに目覚めた今だからこそ、その光景はより色濃く私の脳裏にある。私の憧れ。私の原点。そして目標でもある。

いつか・・・Shirleyに直接ありがとうと言いたい。Shirleyは今70歳。元気なうちに是非とも会いたいなぁと思う。

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秋田の秋

Dsc09717 Mさんとの楽しいお出かけの日♪今回はお互い子連れで♪思春期joeは留守番をご希望だったので、オンナだらけのお出かけ。女子会ですね~女子だけのおでかけって、なぜこんなに楽しいんでしょう天気もよかったので、まずは「抱返り渓谷」。前回より紅葉はすすんでいました。なんどみてもこの水の色の美しさにうっとり!!

山道を1時間ほど歩いてけっこう疲れたあとは、抱返り渓谷からすぐの田沢湖芸術村内のレストランにて。けっこう本格的なピザやパスタのランチがあり、それほど混んでいないのでゆっくりできました♪

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食事のあとは30分ほどドライブして、田沢湖温泉郷の「アルパこまくさ」へ!アルパこまくさは日帰り温泉専門の施設です。硫黄がぷ~~んと匂い、お湯は真っ白!!いかにも効き目がありそうな温泉。なんといっても圧巻は、露天風呂からの田沢湖や山々の眺め!!(画像左)あいかわらず写真がヘタで・・・・いまいち雰囲気が伝わらないかも・・・・

そんなわけで・・・

P1 アルパこまくさのHPから画像を拝借(いいんだろうか)。画像は冬のものですが、こんな景色をみながら、効き目抜群の温泉につかる。最高のぜいたく!!!

温泉でゆっくりしたあとは、帰りの道すがら「山のはちみつ屋」に立ち寄りスイーツタイム。

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はちみつ屋さんのほか、カフェスペースもあり、はちみつで作ったスイーツとコーヒーなどをいただきまいた♪甘さが控え目なのでたべやすいです♪

おみやげには「黒ゴマハニー」を買いました。留守番していたjoeがいたく気に入り、毎朝たっぷりパンに塗ってホント幸せそうに食べています♪

大充実の一日。たのしい女子会&秋田の秋を大満喫でした

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いちじくの甘露煮

Dsc09701 どうやら秋田の秋は「雨」が多いようです・・・・10月といえば、一年の中で一番爽やかで晴れ間が多いというイメージの季節だったのですが・・・・これは大誤算・・・・「おうち大好き」な私ですがさらに家にひきこもりです。

そんなわけで(?)今日はいちじくの甘露煮をつくっていました。作っていたといっても鍋にいちじくと砂糖を放り込んで火に掛けただけだけど。

Dsc09697 10月に入ると秋田県内のスーパーでは甘露煮用にいちじくを1キロ2キロといった大き目の単位で売っています。ここそこで「今年いちじく煮た~?」「あそこのスーパーのいちじくは皮が薄くておいしいよ~」などとの会話が交わされるように。

そういえば、苫小牧に住んでした時にはこのころ「いくらの醤油漬け漬けた~~?」が合言葉でした。その土地土地で伝統的に愛されてきた味は、本当に美味しいと転勤族の私は自身を持って言えます!!

いちじくの甘露煮は、なぜだか紅茶にめちゃくちゃ合う。香り高いアールグレイをいれていちじくをつまみながらお茶の時間・・・ますますおうちにこもるのでした。

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抱き返り渓谷

Dsc09686 盛岡のパン教室が思ったよりはやく終わったので、帰りがけに田沢湖近くの「抱き返り渓谷」に行ってみました。秋田はこの時期雨が多いので、珍しく快晴だったこの日、「行くしかない」と急に思い立ったのです。

紅葉が有名なこの渓谷。沢山の観光客が訪れていました。中国人も多く、「こんな辺鄙なことろまで!!」と驚きました。そうそう秋田空港って台湾からの直行便もあるのでその影響でしょうね。

紅葉は・・・いま一歩!!というところでしょうか。来週あたりなら見ごろかもしれません。

Dsc09687 最初の画像では分かりにくいのですが、川の色が何しろ美しい!!コバルトブルー色といってもいいのですが、表現できないくらい美しい。この川の色と紅葉の色の対比。これがこの渓谷のだいご味。

抱き返りというネーミングは、人がすれ違う時にお互いを抱きかかえるように支えなくてはならないくらい狭く険しい山道だったところから名づけられたそうです。思いつきでいったものだから、ハイヒールで山道を歩いた私。計画など全くない思いついたままの行動。失敗することもあるけど、こんな私でよかった!!って思えた今日の冒険。

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JHBS教師研究科4・5

Dsc09650 私はジャパンホームベーキングスクールというところに所属しているわけですが、今日は秋田に引っ越してきてから初めての、(自分が学ぶ方の)レッスンでした。自分自身がどの教室に所属するかは非常に悩んだのですが、結局「盛岡分校」ということで結論を下しました。今の自分の生活スタイルに無理がないベストな結論だったかといまは自負しています♪

↑こちらが教室♪♪個人が経営している教室のなのですが、生徒さん150人、先生も7人雇っているそうです。個人の力でここまで規模がおおきいなんてスゴイ。先生の技術だけでなく先生のバイタリティなど多くのものが学べそうでワクワクします

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今日のレッスンは・・・教師研究科④コーヒーケーキと、⑤ブラウンサーブロール

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新メニューのブリオッシュ・ショコラ・オランジュ、そしてお楽しみメニューは「ノワゼット・オ・ショコラ」でした。特にブリオッシュショコラオランジュは子供に大好評でした♪オレンジ風味のブリオッシュ生地とチョコレートのブリオッシュ生地をシート状にして一緒に巻きこみ、海苔巻きのようにカットして焼いたもの。めちゃくちゃ手がかかっているけど、だからこそ作ってみたいと思わせるような・・・

残念ながら教室を経営なさっている先生にはお合いできなかったのですが、転校して初めてで大変だろうということで、先生を特別にひとり私につけてくださりプライベイトレッスンをしてくださりました。

盛岡分校までは車で1時間40分となかなか遠いのですが、だからこそ中途半端な気持では取り組めない。がんばらなくっちゃ!

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羽後町へ

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ここ大仙市大曲からおよそ車で40分、羽後町というところに私の父マサオさんのお姉さんが住んでいます。つまり私の叔母さん。私の結婚式以来だから・・・・16~7年ぶりに会いに行ってきました。「よく秋田にくる決心したねぇ・・こんな何にもないところにねぇ」と、秋田に来たことをしみじみと歓迎してくれました。16年ぶりだし、一度も同じ環境でくらしたことがないというのに、「女同士」っていうのはそれだけで、子育て・介護などの苦労話で盛り上がるもんです。もちろん秋田式の「おちゃっこ」のおもてなし。緑茶に菊のおひたしなどのオカズ(勿論お菓子もありましたが)でお茶しましたよ

秋田というところはおもてなしがすごいです。テーブルいっぱいに食べ物が並び、帰りにはお土産をごっそりもたせてくれたりします。ここに子供などを連れていようものなら、おこずかいももたせてくれたり。一応私も手土産(俵あげまん)を持って行きましたが、それが恥ずかしくなるほどの、紙ぶくろ2つ分のお土産でした。

帰りがけに「これももってけ」って、畑から菊の花をもいで持たせてくれました。なんか、秋田のおもてなしにほっこりした一日でした。

菊の花・・・たっぷりいただいので、おひたしや、白和え、甘酢和えと楽しもうと思います。

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タルトタタン

昨日annaの小学校は始業式でしたが、joeの中学は秋休み真っ最中。いままで3学期制の学校ばかりだったので、秋のこんな中途半端な時期に1週間ほどまとまって休みがあるということや、成績表をもらってきたりすることに、なんだか慣れずにいます。

成績表といえば・・・北海道で生ぬる~くすごしてきたので、秋田のシビアな評定をみてびっくり。

2010年の全国学力テストで、ご存じのとおり、秋田は全国トップ。そして北海道は44位。当然といえば当然かも。ま、シビアな評価をみて「なにくそ!」って心を入れ替えるようなそんなタイプじゃないですけどね、うちの子

さて・・・・秋も深まり、秋の食材が私を手招きしています。今日は憧れのお菓子タルトタタンに初挑戦しました。タルトタタンは失敗から生まれたお菓子で有名ですよね。でもケーキやさんなんかでもなかなかお目にかかることのないお菓子。つくるっきゃないですね。Dsc09663 先日のよこてお城山クラフトフェアで買った紅玉りんご。そのまま食べるなら断然「ふじ」ですが、お菓子はやっぱり「紅玉」ですよね。

Dsc09668 りんごはカラメルとじっくり1時間ほどオーブンでやき、別にやいておいたパイと食べる直前合わせました。

泡立てた生クリームもちょっぴり添えましたが、リンゴの濃厚な酸味とさっくりパイ、クリームのまろやかさが一体となり口にいれた途端「う~~~ん」と唸ってしまった・・・!となりにいたjoeも一緒に唸っていた(こういうお菓子はjoeは好きだが、annaは好きでないらしい)そして、何といってもリンゴの味が濃い!!さすが横手のりんご!!

紅玉って、スーパーでなかなか出回らないから、りんご求めてまた横手行っちゃおうかしら。

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ベーコンチーズクッペ

Dsc09646 単純というか、すぐに影響されるというか、・・・PANYA KATOさんのチーズクッペに影響されて、チーズベーコンクッペをつくってみました。JHBS中級レシピです。レシピでは「ベーコンクッペ」と「チーズクッペ」で別々のパンですが、欲張ってふたつともひとつのパンにいれてしまいました

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PANYA KATO(パンや かとう)

ずっと気になっていた大曲駅東口付近のパンやさん、その名も「PANYA KATO」さんにいってきました。

Dsc09606_2 住宅街にひっそりと、大きな看板などもないため、場所はみつけにくいです。大曲北幼保育園の斜向かいです。おみのがしなく♪

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ひとつひとつこだわりの感じられるパンが、雑貨屋さんのようにかわいく陳列されています。本当にどれもこれもおいしそうで全部買って帰りたかった・・・!断腸の思い(?)で、やっとのこさ選んだのが↓↓↓

Dsc09610_2 左上から時計周りに、焼きカレーパン、チーズのクッペ、イチジクのライ麦パン、チョコクロワッサン、オレンジデニッシュ、ポテトのキッシュ。どれもこれもおいしかったですが、お気に入りはチーズクッペ。生地がもちもちでした♪まだまだ食べてみたいパンがありましたので、再度訪れてみたいです。

おいしいパンやさんを発見すると、ほんと、その土地を大好きになります。

【PANYA KATO】 秋田県大仙市大花町9-1-25 0187-63-0868

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よこてお城山クラフトフェア

Dsc09619 となり町横手でおこなわれた「お城山クラフトフェア」にいってまいりました。横手城のふもとに60あまりのテント。秋田を中心とした作家さんの木工、陶磁器、皮細工などが販売されていました。山の上だし天気は悪いというのに、洗練された手作り作品が一堂に会したとあって、本当に沢山のお客さんでした。

私としては、陶磁器のテントでいくつか喉から手が出るくらい欲しいものがあったのですが、「器買い」はもういい加減やめよう・・・と誓ったばかりだったので、涙をのんでパス。代わりに??デリカテッセンのお店「紅玉」さんのテントで、紅玉を買ってまいりました。減農薬で丁寧につくられたリンゴだそうです♪

歩いて回るだけでも楽しいおまつりで来年も是非訪れたいです♪秋田での暮らし、すこしずつ、すこしずつ楽しみを見出し、地に足をつけていっている気がします。

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モンブラン

Dsc09615_2 モンブラン作りました毎年のように作っていたのですが、去年忙しさにかまけてつくらなかったら、いもくりなんきん男であるjoeに「今年は絶対作って」といわれたので、そう言われたらつくるしかありません。

モンブランクリームはいろんなレシピがありますが、私のお気に入りは、皮をむいた生栗を牛乳で煮て裏ごしするタイプ。なにせ、皮をむくのが大変くりくり坊主」という皮剥き専用のナイフを手に入れてだいぶ楽になりましたが、それですら、皮剥き後には手に豆ができるほど。

でも手間をかけた甲斐があるというのが、手作りモンブラン。栗の風味が満点~~今回は3回分のモンブランクリームをつくったので、あと2回は楽しめま~す

Dsc09613 ←1キロ買った栗で、モンブランクリームを3回分、それでもあまったので、栗ご飯も作れました。秋って楽しっ

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