JHBS(ジャパンホームベイキングスクール)のサマーセミナーに参加してきました。講師以上の先生対象のセミナーです。札幌・東京・大阪・名古屋・福岡の全国5か所で開催されますが、私は千葉の実家への帰省するのを利用して東京会場に参加しました♪
←有明TOCが会場!ちょっと前まで、一面田んぼの中で暮らしてましたが、有明は一面ビルビルビル!落差にめまいがしそうでした
講師はフランスMOF(最優秀職人資格保持者)のニコラ・ブッサン氏。今年こそミーハーはやめようと誓ったのに、また一緒に写真をお願いしちゃいました♪とってもイケメンの先生だし、製菓界最高権威だしで、トキメキがとまらない!
お土産はこちら↑。テキスト、カレンダー、ウチワ、洋酒のグランマルニエミニチュアボトル・セミナーオリジナルボックス入り。テキストの先生の写真のところに、先生のサインを頂きました
一人ひとりに「~さんへ」と名前をいれてくだっていました。何百人とサインをするのに、この丁寧さ。ますます感激!それにしても・・・このごろJHBSのグッズは、センスが非常によくなっている気がするのですが・・・私だけの感情でしょうか・・・?
今回は洋菓子のセミナー。「マカロン・コクテル・イエロー・キャブ」「シュープラリネ」「トバゴ」「「ブッシュ・オ・フリュイ・フレ」の4種類。先生の鮮やかな手つき、そしてプロならではのレシピの構築に、約4時間、あきることがありません。試食(画像右)もありましたが、複雑な味わいに驚きます。その複雑なレシピを家庭で復元するのは、非常に難しいとは思うのですが、ここで得た知識やその場で感じた興奮は、絶対これからの私の糧になるにちがいありません。
後半に質問コーナーがあったのですが、300人ほどの参加者の前で手を挙げるのが躊躇されるのか、なかなか質問がでませんでした。でも私は思い切って質問してみました。だって、素晴らしい先生に直接質問できるチャンスなんてめったにないのですから。
「マカロンをつくるとき、時々内部に空洞ができる失敗をするが、どういう原因があるのでしょうか?」と。
先生はその質問を通訳の方に聞いた途端、手を大きく振り上げ感激の面持ちになり(私にそう見えただけかな?
)「今回のセミナーは全国5か所、約8000人の講師の先生にレクチャーしましたが、この質問は初めてです」とおっしゃいました。
先生はそれこそ、情熱こめて、空洞のできる原因を、語ってくださいました。先生はフランス語で説明しているので(あとで通訳が入る)、その時はチンプンカンプンなのですが、先生が私の眼をみて説明してくださるので、私も先生の眼から視線を外すことはけっしてありません。ベイキングを愛する気持ちが通じた気がして本当感動しました。
質問コーナーのあと、抽選会があり景品は「先生がやいたマカロン」。思わず、「絶対欲しい」と声に出してしまいました(隣に知り合いがいるわけでもないのに)。そして・・・呼ばれた名前は・・・私の名前!!拍手のなか、先生から手渡しでマカロンを受け取りました。先生の眼は大変あたたかく、まるで「これからもがんばって」と語っているようなまなざし。そして「僕のマカロンに空洞がないかチェックしてね」のジョークも織り交ぜて。もう、夢をみている心地。
セミナーが終わった今も、ふわふわと夢の中にいうような、本当幸せな気持です。
そして↑これが頂いたマカロン。マカロンのテキストの上において撮影しています。
←帰宅してから食べてみました♪勿論空洞なんかありません!外側はクリスピーだけれど、かといって固くなく、はかなげな食感で、内側はしっとり。クリームはバタークリームとパイナップルのジュレ。バタークリームの濃厚さとフルーツのフレッシュさがあいまり、しつこくなく、さわやか。こんなに美味しいマカロンはたべたことがありません。小さいお菓子だけど、ひとつで至福の味。もはや芸術。
先生は日本向けにネット販売もはじめたとのこと。これは注目しなくては!
他人からみたらほんのささいな出来事なのでしょうが、私にとってはベイキングの神様が応援してくれているような、そんな奇跡のような一日でした
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